生産性向上の講習の中で
「人手不足」について
興味深いことがあったので
ご紹介しておきます^^
問題解決のトレーニングの中で
８名のリーダーに質問をしてみました。
「問題はなんですか？」
７名の方が「人手不足です」
と答えました。
「では、人手不足で一番困るのは
どういうことですか？」
と聞きました。
「納期前に〇〇に時間がかかっちゃって
従業員に残業させてしまう」
「△△をしたいけど□□に時間を取られて
できていない」
・・・
などなど返ってきました。
「なぜ？
そういう状態になっていますか？」
と聞きました。
「あれのせいで」「これのせいで」
・・・
たくさんの理由が返ってきました。
このような感じで
根本原因を探るやり方を少し説明して
グループで議論していただきました。
その間、休憩時間を取っても
誰も席を立たないほど盛り上がりました。
「原因」なのか「結果」なのか
話をするほどこんがらがりますよね^^
最終的に出てきた問題解決の方法は
「AをBにするルール化をする」
「CにDをすることを始める」
などなど面白いアイディアがでました。
「人を採用する」は出ませんでした。
私はみなさんに聞きなおしました。
「最初、問題は『人手不足』だと聞きました
でも今はそうじゃないですか？」
みなさん
「あ、」という表情をされました^^
たくさんの意見を出し合う中で
何が問題なのかがはっきりして、
「人手不足」のカードは
問題から外されていました。
それから、もう一つ
「人がいなくて何もできないと聞きました。
でも、今はできそうなことがありますか？」
と聞きました。
冗談まじりでしたが
「明日からこれをはじめる」
「すぐにこれをやる」
と答えていただきました^^
固定観念や世の中の意見に影響を受け
「人手不足」だけが問題だと
思ってしまいがちです。
でも、
実はそれだけではなさそうですね。
実際に何かを変えていくには
多くのハードルを越える必要があります。
ただ、この議論を終えた時点では
リーダーのみなさんは
スタートラインに並び
今にも飛び出すような
前向きな表情をされていました。
この議論の中で、
私は答えを出す誘導は一切していません。
グループでよーく話しあって出した答えです。
かなり的を得てそうですね^^
この投稿を読まれているあなたのまわりに
同じような「問題」がころがってませんか？^^
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