リスキング補助金や支援制度一覧(個人も可)・リスキリングキャリアアップ支援事業とは

【個人でも使える】リスキング支援制度一覧

企業によって推進されているリスキリングですが、リスキリング自体は個人でも受けられます。

個人でリスキリングを受ける際に使える補助金があるのをご存じでしょうか。

最近ニュースやネットでよく聞かれる「リスキリング」ですが、経済産業省による「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」がスタートしました。補助事業者からリスキリング講座の受講やキャリア相談などを通じて学び、ある一定の条件を満たすことで最大で受講料の70%(最大56万円)の給付を受けられるというものです。スキルを身につけてキャリアアップしたり、転職などに役立てるなど個人の方にとっても大変役立つ制度です。

本記事では企業側がリスキリングのために使える補助金・助成金の紹介はもちろんのこと、リスキリングを個人で受ける人のための補助金やお役立ちサイトを紹介します。

ぜひリスキリングを通じてスキルを伸ばしてください。

リスキリングに使える講座と助成金をお探しですか?

企業でも対策が必要なリスキリングですが、業務改善や人材育成に必要なリスキリング講座と助成金の両方のご案内とご支援をしております。何から始めたらいいかわからないという方はまずはお気軽にご相談ください。

目次

リスキリングの補助が手厚い理由

リスキリングの補助が手厚い理由

リスキリングについては、企業にも個人にも補助金や助成金が出ます。

なぜこれだけ補助金や助成金が手厚いのかというと、国が推進している背景があるからです。

とくに大きな理由は以下の2つです。

  • 第四次産業革命
  • 人への投資の強化

以下で具体的に解説します。

第四次産業革命

現在は第四次産業革命の時代と言われており、AI、IoT、ロボット技術、ビッグデータなどの技術が急速に進化しています。

この新しい技術が、産業構造、ビジネスモデル、働き方など社会に大きな影響をもたらしているのです。

そして多く職種や業務も技術に合わせた自動化の動きが進んでいます。

一方で新しい技術やビジネスモデルに対して新しい知識やスキルも必要になってきました。

この変化に対応するためにリスキリングが必要なのです。

国としてもこの動きに対応できるように補助金を導入して人々の成長を促しています。

人への投資を強化

日本は少子高齢化に伴って、一人ひとりの成長の向上を促しています。

今後働き手が少なくなるなかで国全体の生産性を高めるには、一人ひとりのスキルアップが不可欠だからです。

そのための具体的な取り組みの一つがリスキリングを支援する補助金や助成金の導入です。

以下の記事ではリスキング教育が企業に必要な理由について詳しく解説しています。

リスキリングの補助金はいつからあるのか?

リスキリングについての補助金などに注目が集まっています。企業が写真に向けて教育を行うことで補助されるという内容です。

厚生労働省は2024年度から、中小企業に手厚いリスキリングの補助を始めるとされている。実際に企業が社員に向けてリスキリング(学び直し)する場合には人件費の補助をするとし、中小企業がその支援を受けられるが補助金とは違い、助成金がダイレクトにリスキリングに使えるものとしている。

・人材開発支援助成金
1.人材育成支援コース、2.教育訓練休暇等付与コース、3.人への投資促進コース、4.事業展開等リスキリング支援コース、5.建設労働者認定訓練コース、6.建設労働者技能実習コース、7.障害者職業能力開発コースなどがそれにあたる

・DXリスキリング助成金
こちらの助成金は公益財団法人 東京しごと財団が実施している助成金の制度で、東京都内の中小企業などが従業員に対して、DXに関連した職業訓練(集合訓練やeラーニング)を実施する際に助成金を受け取ることができます。東京都内の中小企業に限るため他の都道府県の企業が使えるわけではありませんが要チェックの助成金ですね。

個人のリスキリングを支援する教育訓練給付制度

個人のリスキリングを支援する教育訓練給付制度

個人のリスキリングを支援する取り組みとして教育訓練給付制度があります。

教育訓練給付制度では、以下のように給付金が支給されます。

教育訓練の種類対象講座の例給付率
専門実践教育訓練・業務独占資格などの取得を目標とする講座
・デジタル関係の講座
・大学院・大学などの課程
・専門学校の課程
最大70%
年間上限56万円
特定一般教育訓練・業務度線資格などの取得を目標とする講座
・デジタル関係の講座
受講費用の40%
上限20万円
一般教育訓練・資格の取得を目標とする講座
・大学院などの課程
受講費用の20%
上限10万円

以下でそれぞれの教育訓練について解説します。

専門実践教育訓練給付金

専門実践教育訓練給付金は、労働者の中長期的なキャリア形成のための教育訓練を対象としています。

たとえば以下の課程が対象です。

  • 社会福祉士
  • 看護師
  • 調理師
  • ITILエキスパート
  • シスコ技術者認定 CCNP
  • 大学院・大学・専門学校

上記の訓練を受けると、費用の50%が受講中、半年ごとに給付されます。

さらに、資格取得後1年以内に雇用されると受講費用の20%が追加で給付されます。

また、45歳未満の失業状態の者が専門実践教育訓練を受講する際に一定の条件を満たせば、教育訓練支援給付金が別に給付されます。

特に補助金を使って受けておきたいのが「第四次産業革命スキル習得講座」です。

第四次産業革命スキル習得講座はDX推進にあたって求められるスキル・知識を習得できる講座で、データサイエンティストになるための基礎力と実践的なスキルを約7ヶ月で習得できます。

特定一般教育訓練給付金

特定一般教育訓練給付金は、早期キャリア形成のための教育訓練を対象にしています。

たとえば、以下が対象です。

  • 税理士
  • 大型自動車免許
  • 基本情報技術者試験
  • シスコ技術者認定

上記を対象に、訓練費用の40%が修了後に給付されます。

一般教育訓練給付金

一般教育訓練給付金は、雇用の安定・就職の促進を目的とした教育訓練に対して費用の20%が修了後に給付されます。

例として、対象は以下のとおりです。

  • 資格取得のための講座
  • 大学院の修士号
  • 博士号取得

そのほか給付の対象となる講座は、以下のサイトから検索できます。

教育訓練給付制度 検索システム|厚生労働省

公的職業訓練への教育訓練給付金

公的職業訓練への教育訓練給付金

教育訓練給付金は公的職業訓練に通っている個人にも給付されます。

すでに仕事を辞めている人でも一定の要件を満たしていれば受給対象者になります。

以下で教育訓練給付金の条件について解説します。

公共職業訓練

会社を辞めている場合は、一定期間は失業給付を受け取れます。

給付を受け取っている人はハローワークで就職活動をしていることが前提です。

そのため、ハローワークから職業訓練を受けることが給付を受け取る条件とされており、公共職業訓練を受講しなければなりません。

以下の対象は無料で受講できます。

  • 簿記
  • パソコンなど事務職一般に必要な技能
  • 宅地建物取引士
  • ファイナンシャルプランニング
  • 技能士などの実務に必要とされる資格
  • WEBページ制作
  • アプリ開発

ただしやむを得ない理由でない場合の欠席・遅刻・早退をすると失業給付が受けられなくなるので注意してください。

求職者支援訓練

ハローワークで就職活動をしていても失業給付を受けられないケースがあります。

たとえば以下のケースです。

  • 年齢が若い
  • 雇用保険加入期間が短い
  • 失業給付の受給期間が終了した
  • 専業主婦だった

上記のような場合は、求職者支援訓練と呼ばれるカリキュラムになります。

公共職業訓練よりも期間が短く、出席率などの一定要件を満たせば月額10万円の給付金を受け取れます。

母子(父子)家庭自立支援給付金

母子(父子)家庭自立支援給付金

母子(父子)家庭の、母・父の能力開発を後押しするための助成金制度です。

対象講座を修了すれば受講料の一定割合を助成金として受け取れます。

2つの給付金に分かれますので、以下で具体的に解説します。

自立支援教育訓練給付金

自立支援教育訓練給付金は、対象講座修了後に受講料の60%が支給される制度です。

対象は、以下のとおりです。

  • 20歳未満の子を持つ母子(父子)家庭
  • 児童扶養手当の支給を受けているか又は同等の所得水準にある
  • 受講前に都道府県等から講座の指定を受ける

事前に自治体へ相談する必要があるので注意してください。

高等職業訓練促進給付金等事業

高等職業訓練促進給付金等事業は、母・父が看護師や介護福祉士、保育士等の資格を取得するため、1年以上かけて養成機関で学ぶ場合に受け取れる給付金です。

養成機関に通っている期間は月額で最大4年間受け取れます。

条件は以下のとおりです。

  • 20歳未満の子を持つ、母子(父子)家庭
  • 児童扶養手当の支給を受けているか又は同等の所得水準にある

修了支援給付金は修了後に受け取れます。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは?

個人のリスキリングを支援してくれる取り組みとして「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」という制度があります。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業では、補助事業者より下記3つのサービスを受けられ、一定の要件・条件をクリアすれば受講費用のうち最大で受講料の70%(56万円)の給付を受けられます。

  • キャリア相談
  • リスキリング講座
  • 転職支援

キャリア相談をしながらリスキリングによる学びも得られるので、一石二鳥の制度です。

以下でリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の条件や対象者について解説します。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象者

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の直接的な補助対象は、事業に参画する補助事業者です。

対象者の要件を満たすと補助事業者を経由して給付金を受け取れます。

対象者の要件は以下のとおりです。

  • 正社員、契約社員、派遣社員、パートやアルバイトなど、企業等と雇用契約を締結している在職者
  • 雇用主の変更を伴う転職を目指している

条件には年齢制限もありませんので、多くの方がキャリアアップを目指せます。

ただし経営者や個人事業主などの雇用契約を結んでいない方は対象外です。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の給付を受ける条件

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の給付を受ける条件は、以下のとおりです。

リスキリング講座については、補助事業者経由で受講費用の負担が軽減されます。補助事業者には以下の金額が補助され、受講者はそれ以上の負担が軽減された価格で講座を受講することが可能です。

・リスキリング講座の受講を修了した場合:講座の受講費用の1/2相当額(上限40万円)
・リスキリング講座の受講を経て実際に転職し、その後1年間継続的に転職先に就業していることを確認できる場合:追加的に講座の受講費用の1/5相当額(上限16万円)

引用元:経済産業省リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業「転職をご検討の方」

最大で70%(最大56万円まで)の給付を受け取ることができますが、具体的には事業に採択された補助事業者のリスキリング講座を修了することで受講料の50%、受講後転職をして1年間就業することで受講料の20%の給付を受けとれます。

個人でリスキリング補助金を使えるスクール

個人でリスキリング補助金を使えるスクール

個人でリスキリングを使えるスクールをいくつか紹介します。

以下で紹介するスクールでの受講をすればリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の制度が適用されます。

それぞれの特徴を紹介しますので、ぜひご活用ください。

ポテパンキャンプ

ポテパンキャンプは、最短5ヶ月間でWebエンジニア転職を目指せるプログラミングスクールです。

実践的なカリキュラムで現場レベルのスキルを習得でき、転職サポートも受けられます。

卒業生の転職実績も豊富で、転職後の満足度も非常に高いです。

ポテパンキャンプではリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の制度を活用すれば通常44万円の受講料のうち最大で70%OFFの28万円の給付を受けられます。

  • 転職補償制度あり
  • スキルを身につけられるカリキュラム
  • 転職実績が豊富

デジタルハリウッドSTUDIO

デジタルハリウッドSTUDIOでは、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の複数の講座が該当しています。

たおえば346,500円の専科Webデザイナー専攻 主婦・ママクラスでは、最大で220,500円の還付を受けられます。

Webデザイン未経験の方でもトレーナーのサポートをしっかりと受けて学べるスクールですので、初めての方でも安心して学習を続けられます。

また、就職・転職サポートも手厚く、求人紹介も受けられます。

  • 過去に9万人以上のクリエイターを輩出
  • トレーナーのサポートを受けながら学習可能
  • 手厚い転職サポート

マケキャン

マケキャンは、ライフスタイルに合わせてコース選択が可能なスクールです。

大きな特徴として「Webマーケター養成スクール」では3年連続No.1を獲得。

500名以上の転職成功やスキル習得を実現した実績もあります。

主なコースは「転職コース」「学習コース」で転職コースは経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の認定講座となっています。

転職コースの価格は、補助金を適用すれば最大70%の割引で税込120,000円となります。

Webマーケターになりたい人向けの転職コースpremiumでは、割引後に税込239,200円となります。

  • Webマーケター養成スクール3年連続No.1の実績
  • Webマーケターの講師からマンツーマンレッスン
  • 最短3ヶ月でWebマーケターになれる

LINEヤフー テックアカデミー

LINEヤフー テックアカデミーは、大手プログラミングスクールであるテックアカデミーを運営するキラメックスがタッグを組み提供するリスキリングプログラムです。

JavaやSpring BootなどWebアプリケーション開発に必要な基礎知識やスキルを4ヶ月間で習得できるカリキュラムとなっていています。

メタバース空間でオンライン自習室を利用できたりメンターに相談できたりするのも特徴です。

さらに、書類や面接対策、求人紹介などの転職サポートも充実しています。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象コースは以下のとおりです。

  • Webアプリケーション開発コース
  • Webアプリケーション開発コースfor woman

主な特徴は以下のとおりです。

  • 大手IT企業と大手プログラミングスクールによるリスキリングプログラム
  • 未経験からWebアプリエンジニアを目指せる
  • メタバース空間を活用

SAMURAI ENGINEER

SAMURAI ENGINEERは一人ひとりに合わせた専用カリキュラムで学べるプログラミングスクールです。

学習コーチや現役エンジニアに質問できるQ&A掲示板など学習サポートが充実しています。

挫折しやすいと言われているプログラミング学習ですが、SAMURAI ENGINEERの途中離脱率は2.1%。

多くの方がコースを完走しています。

さらにキャリアアップ支援事業対象コースも複数あります。

  • AIアプリコース
  • データサイエンスコース
  • クラウドエンジニア転職保証コース
  • Webエンジニア転職保証コース

上記すべてのコースで最大70%の支給を受けられます。

随時無料カウンセリングを受け付けているので、まずは相談から始めてみてください。

  • 専属のインストラクター・学習コーチ・Q&A掲示板
  • 優良求人の紹介
  • 就職実績多数
  • リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業対象コースが複数

TechAcademy

TechAcademyは、学習する目的に合わせて学べるスクールです。

たとえば、以下のコースがあります。

  • 副業コース…案件紹介・進行サポート
  • 転職コース…自己分析・書類作成サポート・面接対策・案件紹介

受講期間も4週間からとなっているので、自分の学習スピードに合わせてマイペースに受講できます。

学習サポートも充実しており、マンツーマンメンタリングやチャット質問も可能です。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業対象コースも充実しており、最大で70%の支給を受けられます

  • 副業/転職/フリーランスと目的に合わせてコースを選べる
  • 幅広いコースから選べる
  • キャリアアップ支援事業対象コースが複数

自治体による個人向けのリスキリング支援一覧

自治体による個人向けのリスキリング支援一覧

自治体からも個人向けのリスキング支援が受けられます。

  • 【東京都】短期集中型資格取得支援訓練
  • 【金沢市】金沢市大学連携リスキリング促進助成金
  • 【岩手県】デジタルリスキリングセミナー
  • 【岐阜県】ものづくりDX人材育成リスキリング事業

現在は募集終了しているものもありますが、参考としてご確認ください。

【東京都】短期集中型資格取得支援訓練

東京都でおこなわれている「短期集中型資格取得支援訓練」では、以下の資格取得のための講座を提供しています。

  • ITパスポート
  • 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定
  • 宅地建物取引士

eラーニングと合宿を組み合わせた講座で、受講料、テキスト代、合宿の宿泊費は無料です。

対象者は以下のすべてに該当する方になります。

①東京しごとセンター(飯田橋または多摩)で利用者登録をしている、都内在住の求職中の方や都内在住または在勤の非正規雇用の方
②eラーニングでの訓練全てを受講し、合宿での訓練日程に全日程参加可能な方で、資格試験を受験できる方
③訓練終了後、東京しごとセンターを利用して就職活動を行う意思のある方

引用元:東京都 短期集中型資格取得支援訓練事業

【金沢市】金沢市大学連携リスキリング促進助成金

金沢市では、金沢大学、金沢工業大学などで実施される講座を受講する場合に入学金や受講料の2分の1(上限2万円)が助成されます。

概要は以下のとおりです。

対象者・市内に居住している
・市内の事業所等に勤務している
対象講座対象大学等※が実施する社会人向け講座 及び 科目等履修生として受講する授業(以下 「講座等」という。)で、下記要件を全て満たすもの
・講座等に係る時間が10時間以上である
・講座等の概要(内容・受講費用等)が一般に公開されている
・令和6年3月31日までに終了する講座である
助成金額入学料及び受講料の2分の1の金額
※上限1人あたり2万円
その他甲府要件・受講を通じて習得したスキルを仕事や地域において活用する見込みであること
・講座等を修了すること
参照元:金沢市大学連携リスキリング促進助成金

【岩手県】デジタルリスキリングセミナー

岩手県では、デジタルリスキングセミナーとしてDXによる業務改善について学べます。

初級と中級の2コースがあり、「Chat GPT」「Teams」などのデジタルツールの使い方や業務分析手法を学べます。

概要は以下のとおりです。

主催岩手県
受託事業者株式会社タナベコンサルティング
開催日程/テーマ ・令和6年1月30日 【第1回】 IWATE DIGITAL FORUM〜デジタル・ITの力で企業を成長させる〜 
・2月6日【第2回】 ペーパーレス化・デジタル化推進スキルアップコース
・ 2月13日【第3回】 データ可視化・分析スキルアップコース
・ 2月20日【第4回】 業務改善スキルアップコース
・2月27日【第5回】 デジタルリーダーシップ養成コース

【岐阜県】ものづくりDX人材育成リスキリング事業

岐阜県では、講師による研修と企業の現場での研修を通じてDXやAI、Pythonプログラミングなどについて学べます。

参加は無料で研修期間中は事業契約企業と雇用契約を結んで給与も支払われます。

概要は以下のとおりです。

募集対象県内に事業所を置く企業(主に製造業)に就職・転職を希望する者
又は 事業参画企業※2に従事しており、企業から本事業への参加を推薦された者
募集人数20人
受講料無料
研修内容・DXの概要とマインド
・ネットワークとセキュリティ
・Pythonプログラミング
・AIやロボットの活用
・ファクトリーサイエンティスト協会による研修
参照元:岐阜県DX推進ラボ

※本事業は終了しています。

企業向けリスキリング補助金・助成金

企業向けリスキリング補助金・助成金

企業向けの補助金や助成金についても確認しておきましょう。

以下の2つは企業で受けられる助成金です。

  • 人材開発助成金
  • DXリスキング助成金

現在企業に勤めている人は、以下の助成金で訓練を受けられるか確認してみてください。

人材開発助成金

人材開発助成金では、雇用している従業員に対して職務に関連した専門的な知識や技能を習得させられます。

計画に沿って実施した場合には、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等が助成されます。

コースは以下の7つです。

コース内容
人材育成支援コース従業員対して、職務に関連した知識・技能を習得させるための訓練、厚生労働大臣の認定を受けたOJT付き訓練、正社員化を目指す訓練を実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成
教育訓練休暇等付与コース有給教育訓練等制度を導入して従業員が当該休暇を取得して訓練を受けた場合に助成
人への投資促進コースデジタル人材・高度人材を育成する訓練、従業員が自発的に行う訓練、定額制訓練(サブスクリプション型)等を実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成
事業展開等リスキリング支援コース新規事業の立ち上げに際して新たな分野での知識・技能を習得させるための訓練を実施した場合に訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成
建設労働者認定訓練コース認定職業訓練または指導員訓練のうち建設関連の訓練を実施した場合の訓練経費の一部、建設労働者に有給で認定訓練を受講させた場合の訓練期間中の賃金の一部を助成
建設労働者技能実習コース建設労働者に技能向上のための実習を有給で受講させた場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成
障害者職業能力開発コース障害者の職業に必要な能力を開発、向上させるため、一定の教育訓練を継続的に実施する施設の設置・運営を行う場合に、その費用を一部助成

DX リスキリング助成金

DX リスキリング助成金は、中小企業が従業員に対して民間の教育機関が提供するDXに関する職業訓練をeラーニング等で実施した際の経費を助成する制度です。

概要は以下のとおり。

対象中小企業もしくは個人事業主
・小売業・飲食店…資本金5,000万円以下/従業員50人以下
・サービス業…資本金5,000万円以下/従業員100人以下
・卸売業…資本金1億円以下/従業員100人以下
・上記以外…資本金3億円以下/従業員300人以下
申請要件・都内に本社又は事業所(支店・営業所等)の登記があること
・訓練に要する経費を従業員に負担させていないこと
・助成を受けようとする訓練について国又は地方公共団体から助成を受けていないこと
助成対象となる訓練の要件(ア)教育機関等の受講案内と受講に係る経費(受講料等)が、ホームページやパンフレット等で一般に公開されており、1講座及び受講者1人当たりの受講料があらかじめ定められていること(単講座)
(イ)企業の課題に応じた内容を企画し、自社内に外部講師(教育機関等)を招いて実施するものであり、1時間あたり10万円以内であること(オーダーメイド講座)
助成対象受講者・中小企業が雇用する従業員
・常時勤務する事業所の所在地が都内である者
助成対象経費・受講料
・教科書代、教材費
・eラーニング実施に係るID 登録料、管理料等
・訓練に付随するヒアリング料等
参照元:令和5年度DXリスキリング助成金(中小企業人材スキルアップ支援事業) | 東京しごと財団 雇用環境整備課

以下の記事ではリスキングの導入事例を21社紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ|リスキリング支援を使ってスキルを伸ばしましょう

リスキリング支援を使ってスキルを伸ばしましょう

リスキリング支援は個人でも活用できます。

今回紹介したようにリスキリングの支援には多くの補助金・助成金が適用されますので、確認して受講してみましょう。

また、企業に勤めている方でも適用できる助成金がありますので、ぜひ企業の方も参考にしてください。

リスキリングのご相談はこちらまで
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【個人でも使える】リスキング支援制度一覧

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